ソウグウ
遭遇シリーズ?未知との遭遇の場合?
この歳になってもまだ未知なることにいっぱい遭遇する。
「アジェンダ送ります。」
アジェンダ?
アジャンタなら知っているが。。。アジャンタ石窟寺院?
インドあたりの有名な仏教壁画遺跡だったように思う。
そこで検索検索。
「アジェンダ:予定案、agenda」
おおっ。英語だったのかと驚きである。
つか、「レジュメ」くらいなら使うけどアジェンダってビジネス用語なん?
「提案書送ります」の方が通じる気がするのは私だけ?
さすが東京の会社のやつはちがうのうと妙に感心する私なのだった。
遭遇シリーズ?忘却覚醒の場合?
学校を卒業して年月が経つと習ったこともどんどん忘れていく。
先日、仁和寺にいった。
大学卒業して8年もたつと、
「仁和寺といえば?」
「仁和寺の法師。・・・」
それそれ以上は思い出せない。
たしか坊さんのクセに酒のんで調子にのりすぎて失敗するお話だったような気がする。なんか壷みたいなのをかぶったら抜けなくなって血だらだらになっちゃった話。
「それってなんの本?」
「徒然草」
「それ書いた人は?」
「・・・」
徒然草書いた人も思い出せなくなる。経年てこわい。
ただ、作者像は教科書に載っていたので覚えている。
「あの(頭)つるつるの人やん」「ぼんさん(お坊さん)ちゃうかった?」
失礼きわまりないってやつだ。
吉田兼好←正解
徒然なるままに日暮らし、硯に向かひて・・・
あんなに冒頭を一生懸命覚えたのにそこまでしか思い出せない。
枕草子の場合。
春はあけぼの。紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏はすばる。
秋は・・・。巣に帰る鳥がどうちゃら・・・いとをかし。
冬はつとめて。炭がなんちゃらかんちゃら・・・いとをかし。
ぬけぬけである。
しかも「夏は夜。」が正解である。
過去の記憶のどこかで「昴」がまじったらしい。
しかも昴は冬の星!
いとをかし、の連発がおかしかったことが印象的だったらしい。
奥の細道の場合
・・・。
古池や かわず飛び込む・・・ 蝉の声? 松尾芭蕉
相当はずれている。
古池や・・・は奥の細道じゃないし、下の句がちがう。
古池や かわず飛び込む水の音 が正解だし、それを言うなら
閑さや 岩にしみいる 蝉の声 が奥の細道で読まれたうた。
しかも合宿免許で山形までいったとき、これがよまれた立石寺まで行ったのに。。。
ちなみに奥の細道の冒頭は
月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり。
でございます。
そうそう!
「月日は・・・」ときいたら思い出すんだけどねえ。
そういえば高校生がすんごい時間数の履修漏れを今から補習するらしいけど10年もすればほとんど霞になっちゃうのよねぇ、と思うとなんとも気の毒だ。